東京民医連

輝け看護!

みんいれんTOKYO(機関紙)の「輝け看護!」コーナーから

看護人生 まだまだこれから

 私が看護師という職業について15年以上が経過しました。
 様ざまな人との出会いがあり、今の看護師としての自分がいます。看護師を辞めたいと考えたり、職場を変えようと考えたこともありましたが上司が引き留めてくれたお蔭で、共立医療会で10年が経過しました。
 民医連のことは共立医療会に入職する時に知りました。初めは、大学病院で勤務していた私には『民医連看護』が不思議に思えました。しかし、働くにつれ自分が今まで患者に寄り添えていなかったのかも、患者・家族の望む看護は出来ていなかったのかも…と思うようになりました。そして、そこから、私の民医連看護が始まりました。
 患者との関わりで成功と失敗を繰り返しながら、看護を考える時間が増え、今までとは違った角度で看護を考えられる自分に出会えました。
 現在勤務しているながふさ共立診療所は移転して約1年半が経過します。移転に関して様ざまな人たちが関わり、地域要求に応えようと力を合わせて準備をし、形になったものが現在の診療所です。
 移転計画の途中から異動になった私は、異動の不安と合わせ移転の不安も大きいものでした。しかし、診療所スタッフ・友の会の方の温かさに支えられ、不安よりも前進する力をいただき、自分の看護を尽くしていこうと思えました。
 移転前の北団地診療所から患者に寄り添う思いや看護が、移転したながふさ共立診療所まで繋がっています。移転して、新患も急激に増えました。
 「最期まで診て欲しい」と来て下さる方もいます。地域要求に応えるという、安全な医療に責任を持ち、継続して寄り添う看護が出来るように、これからも信頼し合えるスタッフと共に頑張っていこうと思います。「まずはここに相談しようと思って」と来院してくれる、今ある大切な関わりをこれからも広められるよう、看護力を強め、地域の人達の力になり続けたいと思います。
 看護人生まだまだこれから、輝け!私の、私たちの看護!
(ながふさ共立診療所・2017年6月号掲載)