東京民医連

東京民医連のご紹介

概略

東京民医連は民医連綱領にもとづいて活動しています。

民医連の病院診療所は全国すべての都道府県にあります。

1953年(昭和28年)に全国的な病院・診療所の連合体として、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)が結成されました。2010年1月現在、全都道府県に病院147、診療所596(歯科71を含む)、総ベッド数26,420床、一日平均外来患者数80,000人、常勤医師数約3,100人と日赤、厚生連などとならぶ全国的医療組織となっています。

民医連は、いのちの平等を掲げ、地域住民の切実な要求に応える医療・福祉・介護の活動をすすめています。

民医連綱領

私たち民医連は、無差別・平等の医療と福祉の実現をめざす組織です。 戦後の荒廃のなか、無産者診療所の歴史を受けつぎ、医療従事者と労働者・農民・地域の人びとが、各地で「民主診療所」をつくりました。そして1953年、「働くひとびとの医療機関」として全日本民主医療機関連合会を結成しました。 私たちは、いのちの平等を掲げ、地域住民の切実な要求に応える医療を実践し、介護と福祉の事業へ活動を広げてきました。患者の立場に立った親切でよい医療をすすめ、生活と労働から疾病をとらえ、いのちや健康にかかわるその時代の社会問題にとりくんできました。また、共同組織と共に生活向上と社会保障の拡充、平和と民主主義の実現のために運動してきました。 私たちは、営利を目的とせず、事業所の集団所有を確立し、民主的運営をめざして活動しています。 日本国憲法は、国民主権と平和的生存権を謳い、基本的人権を人類の多年にわたる自由獲得の成果であり永久に侵すことのできない普遍的権利と定めています。 私たちは、この憲法の理念を高く掲げ、これまでの歩みをさらに発展させ、すべての人が等しく尊重される社会をめざします。 一.  人権を尊重し、共同のいとなみとしての医療と介護・福祉をすすめ、人びとのいのちと健康を守ります 一.  地域・職域の人びとと共に、医療機関、福祉施設などとの連携を強め、安心して住み続けられるまちづくりをすすめます 一.  学問の自由を尊重し、学術・文化の発展に努め、地域と共に歩む人間性豊かな専門職を育成します 一.  科学的で民主的な管理と運営を貫き、事業所を守り、医療、介護・福祉従事者の生活の向上と権利の確立をめざします 一.  国と企業の責任を明確にし、権利としての社会保障の実現のためにたたかいます 一.  人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります 私たちは、この目標を実現するために、多くの個人・団体と手を結び、国際交流をはかり、共同組織と力をあわせて活動します。 2010年2月27日 全日本民主医療機関連合会 第39回定期総会

東京民医連加盟事業所数

2013年4月末現在、病院15、診療所118(歯科診療所14を含む)、薬局80、訪問看護ステーション70、県連共同事業所2、看護学校1、介護福祉専門学校1、老健・特養施設5、地域包括支援センター6、訪問介護ステーション17、その他事業所24など、合計339カ所が加盟しています。

東京民医連50年のあゆみ

1946 東京自由病院開設(小豆沢病院の前身)
以後数年で、各地に診療所ができる
1948 労働者クラブ生協付属診療所開設(後の王子生協病院、東京民医連初の生協診療所)
1952 病体生理研究所開設
1953 東京民主医療機関連合会結成(同年全日本民医連結成)
1959 協立医師協同組合が発足
1961 全日本民医連、現綱領を決定
1962 代々木病院歯科開設
1967 老人健診活動者会議、老人健診とりくみ強化
1969 東京民医連青年医師の会発足
1970 代々木病院が透析医療を開始
大田病院を青年医師研修医療機関に指定
1971 老人医療費無料化運動にとりくむ
1973 東京民医連初の保険調剤薬局を大田病院に併設
1974 基準看護導入が進む
1975 病体生理研究所に生化学自動分析装置導入
1976 東京医薬品センター開設(東京薬剤共同センターの前身)
1977 大田病院、CTスキャンを導入
1978 (財)東京社会医学研究センター認可される
1982 東京健生病院、外科学会認定医修練施設認定
1985 東葛病院支援、千葉・東京民医連で正式決定
1986 みさと協立病院、精神科病棟開設
1990 立川相互病院、全館オープン。東京センター病院に
1992 北千住訪問看護ステーション開設(東京都第1号、民医連初)
1993 東京勤医会と東葛病院が合同
1994 みさと健和病院が厚生省臨床研修病院(95年に立川相互病院)
ファミリーケア設立、足立区で24時間在宅ケア開始
1995 阪神・淡路大震災救援活動
勤医会東葛看護専門学校開校
老人保健施設「千寿の郷」開設(東京民医連初の高齢者施設)
1996 足立区長選挙、吉田万三副会長が当選
1997 中野共立病院、東京民医連初の病院外来分離
1999 NPO法人地域福祉サービス協会設立(東京民医連初のNPO法人)
2002 東京大気汚染公害裁判一次訴訟の地裁判決勝訴
大泉生協病院、開院(最新の新地域での病院開設)
2003 立川相互病院が柳原病院に続き、病院機能評価で認定受ける
東京で初の全日本民医連共同組織活動交流集会開催