東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 2024年4月の医師の働き方改革施行を控え、全国医師ユニオンが「勤務医労働実態調査2022概要」を発表。5年前の調査と比べ医師の働き方改革は遅々として進んでおらず、医師の過重労働は続いている。その障害となっているのは医師の働き方改革に対する金銭的サポートがないこと、医師の絶対数不足、病院が医師の労働問題に熱心でないことなど。自身が「健康である」と答えた医師は47・1%にすぎず、前回調査から10%以上も減少。もっとも衝撃的であったのは週に数回死や自殺について考える医師が6・9%。若い医師ほど死や自殺を考える傾向が強く、20代医師の14・0%が日常的に死や自殺について考えているという深刻な事態が明らかに▼3年弱におよぶコロナ禍での積極的な交流の制限は、職員同士の対話を避け、人とのかかわりを疎遠にし、学びと成長、たたかいの機会を奪ってきた▼県連理事会では東京民医連第6次長計の議論も進められている。働き方改革は医師の負担軽減だけではなく、結果として他職種も患者も三方良しとなるように全国のすすんだ取り組みに学び大いに議論し、小さな声にも耳を傾けたい。そして人々の命と人生に真摯に向き合い、その健康権の実現と幸福のために力を合わせていきたいと思う。
(す)