東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 立川相互病院に貼りだされた「医療は限界」「五輪やめて!」「もうカンベン」「オリンピックむり!」が話題になった。「最寄りの病院の叫び」とTwitterで紹介されるや否やまたたく間に巷を席巻した▼「看護の日」前日には朝日新聞「天声人語」が、五輪大会組織委員会より看護師500人を派遣するよう日本看護協会に要請したことから立川相互病院を取材の上、「危機に直面した看護力をスポーツの祭典に回すなど、もはや現実の話しとは思えない」と批判した▼コロナウイルスは変異型で拡大し、重症者数が増加の一途をたどるなど事態は深刻化する。5月15・16日で行われたANN世論調査では、東京五輪について「『さらに延期した方が良い』『中止した方が良い』と答えた人が合わせて82%に」上ったと報じている▼都政はとみれば、これまで保健所を削減し、都立病院を統廃合するなど社会保障を悪化させてきた一方、今年度五輪に4224億円もの予算を投じるという都民の願いに背く政治が行われている▼折しも五輪前の7月4日は東京都議会議員選挙の投票日。都民のいのちと健康を守り、私たち医療・介護従事者を守る政治に切り替える絶好のチャンスだ。立川相互病院の叫びを代弁するためにも、主権者として棄権せず投票することで意志を示していこう(穂)