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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 2月1日のミャンマー国軍によるクーデターから3か月が経過した今、ミャンマー情勢は依然深刻だ。昨年11月の総選挙でこれまで民主化を進めてきたアウンサンスーチー氏が率いるNLD(国民民主連盟)が改選議席の8割を超す議席を得て、軍人枠が4分の1を占める国会での単独過半数を制した。その選挙後初めての国会が始まる予定だった日にクーデターが起き、アウンサンスーチー氏らが拘束され、国軍が権力を掌握した▼クーデターに反対する大規模なデモ「不服従運動」が起き、軍が牽制をする中、女性が銃で頭部を撃たれ死亡、その後も治安部隊によるデモ隊への威嚇射撃、発砲により多くの犠牲者が出ている。その中で子どもの犠牲者も少なくない。非暴力の方法で抗議をする人びとに、武力で対抗するなど許されることではない▼デモを続けるミャンマーの人々は「民主主義」「連帯」「選挙」の意味を持つ三本指を立て、国軍に抵抗のサインを示している。今後、内戦状態にも発展しかねない中、国際社会の支援や協力が急がれる。私たちにできることは少ないかもしれないが、目をそらすことなく、三本指のサインと運動に連帯していくことが大切だ。そして三本指が二本指(ピース)となり、民主主義を取り戻し、ミャンマーの人びとに穏和な社会が訪れることを願う。(輝)