東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 1月3日、米政権が突如、イラン革命防衛隊司令官を攻撃し、殺害するという愚かで乱暴な行為を引き起こした。トランプ大統領は事態を正当化したが、どのような理由をつけても、国際法上違法行為の「先制攻撃」であることに違いない▼イラン側も軍事報復を明言し、隣国イラクの米空軍基地にミサイル攻撃を行った。強く懸念されるのは、米国とイラン間で武力衝突にいたり、中東全体を巻き込んだ恐るべき破滅戦争に発展する危険性だ▼「戦争」は人類にとって害悪だ。今回もイランのミサイルが民間旅客機を打ち落とし多数の犠牲者を出したことで批判が高まっているが、先の大戦では広島・長崎に原爆が落とされ、現在までに50万人以上が犠牲となった。その後日本は戦争の反省から「平和憲法」を制定し、「過ちは二度と繰り返さない」決意を70年以上も続けてきた▼そんな中で安倍政権は、自衛隊の中東派遣を決めた。目的こそ調査だというが「米同盟国の軍事偵察・敵対行動」とみなされれば、自衛隊が「標的」になることも否定できない。中東派遣は断固やめるべきだ▼「戦争」は憎しみと暴力の連鎖でしかない。この連鎖を断ち切るためにも、私たちは民医連綱領の「戦争に反対し、平和を守る」声をあげて、安倍政権や全世界に向けて平和的解決を求めていこう(穂)