東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

2つの柱をさらに前進させよう!
東京民医連第54回定期総会を開催

 東京民医連は、3月16日・17日、セミナーハウス クロス・ウェーブ府中において、第54回定期総会を開催しました。代議員195人、評議員5人、共同組織2人の計202人が参加しました。今回の総会は、憲法9条の改定、貧困と格差拡大への抜本的な対策、超高齢社会における社会保障と福祉のあり方など日本の政治や財政、国のあり方が問われるなか、東京民医連が「民医連運動の新たな発展期」に取り組むための今後2年間の方針を確認しました。

 

報告・討論後、2年間の運動方針を確認

 田村直副会長の開会のあいさつの後、議長団・総会役員を選出し、一日目の本会議が開会しました。

 

全日本民医連藤末会長が記念講演
 根岸京田会長の物故者への黙とう、あいさつ(別掲)に続いて今回は、全日本民医連 藤末衛会長による記念講演「『民医連運動の展望と43期方針』社会保障運動も、医療・介護活動も、ともに新たな発展期をめざして」が行われました。
 井上均副会長より第4号議案「役員選出に関する提案」、今井晃事務局長より第1号議案「第54回定期総会方針」の提案が行われました。
 昼食休憩を利用して、奨学生2人から「東京医ゼミに行く会」へのカンパの訴えがされ、12万8006円のカンパが集まりました。
 午後は、第2号議案の「2016年度一般会計決算及び会計監査報告」、および「2017年度一般会計決算及び会計監査報告」、第3号議案「2018年度一般会計予算」、および「2019年度一般会計概算予算」の提案が行われました。
 議案の提案を受けて、第1号議案を10の分散会に、第2号議案・第3号議案を組織小委員会へ討議を付託し、それぞれ活発な討議が行われました。
 二日目の本会議は、冒頭、寄せられた37通の祝電より1通を紹介。代々木健康友の会・布施仁会長、日本共産党・吉良よし子参議院議員より来賓のあいさつを受け、臨席いただいた4人の来賓が紹介されました。
 前日の分散会終了後に行われた座長団会議の報告では、10分散会に代議員・評議員・共同組織など265人が参加し、348件の発言で議案を深めたこと、貧困と孤立の深刻化の実態と取り組み、経営と職員育成、地域や法人内外との連携、3000万署名の取り組み、医療・介護活動の2つの柱、県連機能の強化など活発な討論が行われたこと、若干の補強・修正意見が出されたことが紹介されました。
 第1号議案の討議では、3000万署名推進の取り組み、医療・介護なんでも相談、無差別・平等の医療介護活動、医師養成と医学生対策、特養あずみの里の裁判支援、訪問業務における暴力ハラスメント問題など21人が発言しました(他、文書報告1人)。
 今井晃事務局長が理事会総括答弁を行い、本会議・分散会を通して出された発言の大半が方針案をさらに豊かにするものであったこと、そして補強・修正意見は方針案をより正確に、あるいは理解しやすくするための内容であったとまとめました。そのうえで、補強・修正意見については可能な限り取り入れること、文章化については新理事会に付託する旨の答弁が行われました。
 資格審査委員会の総会成立宣言後、第1号議案の採決に移り全会一致で採択。その後、組織小委員会の報告を受けて第2号議案・第3号議案の採決を行い、全会一致で採択されました。選挙管理委員会より、第54期役員選挙の結果、全員が信任された旨の報告を受け、確認しました。
 根岸京田会長より30年勤続者162人へ感謝状が授与され、代表して健友会の伊藤浩一代議員よりあいさつが述べられました。葛西英子副会長より特別決議「安倍9条改憲ストップ!3000万署名に全力で取り組もう」の提案が行われ、拍手で承認されました。
 53期をもって退任される役員9人を代表して、露木静夫前副会長が退任のあいさつ、今井晃事務局長が新役員を紹介し、根岸京田会長が新役員を代表してあいさつしました。
 議長が総会スローガンを読み上げ、拍手で確認。最後に、生田利夫副会長が閉会あいさつを行い2日間の総会日程を終了しました。