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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

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 2017年4月25日、沖縄防衛局は、名護市辺野古の埋め立て工事に先立つ護岸工事に着手。水中に砕石を投下する映像が全国に中継された。繰り返される映像の意味は、「新基地建設工事は始まった」「もう後戻りできない」という「諦めムード」を作る狙いがある▲特定秘密保護法、戦争法、そして5月23日の「共謀罪」衆議院本会議通過▲次は参議院、諦めるわけにはいかない。「国民の命」を大切にしないで何のための法律か▲4月26日の琉球新報によれば「陸上から石材を積み上げ護岸の一部となるケーソンを投入し、護岸で囲い込んだ区域から内側に土砂を投入し海底の浚渫工事を含め、埋め立てだけで約5年、完成までは最短でも約10年の工期が見込まれる」という▲名護市や県は同意していない。闘いはこれからだ▲5月25日辺野古の座り込みに行った。目の前で「おじい、おばあ」が機動隊員により「ごぼう抜き」されていく▲炎天下で拘束される間に16台のダンプ、トラックで資材が搬入された。40分後「おじい、おばあ」はまた座り込みを始めた。これが毎日繰り返されているのだ▲「国民の命」に驚くほど無関心で、2020年の憲法改正にまで言及した安倍政権は「退場」しかない。「勝つためには諦めない事」瀬長亀次郎さんの「不屈館」で誓った。(濱)