東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

第27回「反核医師のつどい」開催
「核廃絶・脱原発」テーマに200人

 2016年11月5・6日に今年で27回目となる「反核医師のつどい」が宮城県仙台市で開催されました。
 「震災・原発事故から5年~被災地に寄り添い考える~核廃絶・脱原発を」をテーマに全国から医師・歯科医師96人、医学生17人をはじめ約200人が参加しました。
 平和外交研究所代表の美根慶樹(みねよしき)氏による記念講演「核廃絶の国際的世論と核保有国の動向」では、北東アジアで進む非核化の動きに触れられ、核廃絶には核兵器の非人道性を世界の多くの人びとに伝えていくことの重要性の指摘が印象的でした。
 セシル・浅沼=ブリスさんの「核の妄想~なぜ日本人は核を受け入れたのか」と題した特別報告では、都市社会学の視点から原発を推進する側による、都市計画やリスクコミュニケーションや教育について具体的に語られました。

 

反響の多かった4連続講座

 「東日本大震災・福島第一原発事故、被災者5年間の軌跡~浪江町町民の場合」(講師:峯廻攻守氏・浪江町国保仮設津島診療所)、「福島復興の課題」(今野順夫氏・福島大学名誉教授)、「地震国日本における原発の危険性、特に高レベル放射性廃棄物の地層処分について」(大槻憲四郎氏・東北大学名誉教授)、「世界は脱原発と脱温暖化の両立をめざす」(明日香壽川氏・東北大学教授)、4つの連続講座は多くの質問がよせられる反響でした。
 また、同じ日程で医学生による学生部会も行われ、今後の活動やそれぞれの反核や平和への思いを交流しました。

 

11月に東京で

 次回は今年11月4日(土)・5日(日)で東京での開催となります。多くの皆さんに参加いただきたいと思います。
 また、「東京反核医師の会」の総会は、2月18日(土)に開催されます。今回は、「表現の自由とテレビメディア・みんなが知らない福島の問題」と題して永田浩三氏が講演を行います。こちらの記念講演(一般参加も可)もぜひご参加ください。