東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

“患者の立場に立つ看護を”
東京民医連卒1看護職員研修

 東京民医連卒1看護職員研修が2016年10月21日、128人の参加で全労連会館2階ホールで開催されました。
 4月に入職した卒1看護師たちは、業務になれてきたものの、まだまだ不安でいっぱいで、看護師になりたての時の気持ちを思い出してほしいと、毎年、看護の原点に返るような内容にしています。
 テーマは「患者の立場に立つ看護について考えよう」です。事前課題として患者を1人の生活者として捉えるという目標で、患者インタビューを行っています。
 午前中は健友会やまと診療所の松本亜矢子師長の講演。自らの中野共立病院入職から訪問看護、病棟師長、副総師長、診療所師長の経験の中でめぐり合ってきた沢山の患者さんの事を思い出しながら、涙ながらに話をしてくれました。
 「看護を続けなければ、この仕事の素晴らしさはわからない。あせらなくていいから少しずつ前に進んでいきましよう。卒1が患者さんに一番近い存在です」というメッセージに対し、「焦らなくていいんだ」「やめたいと思っていたけれど松本さんの話を聞き、もう少し頑張ってみようと思った」等の感想があり、松本師長の思いは確実に伝わりました。
 午後は患者インタビューをもとに23のグループワーク。
 「自分たちはどんな看護師になりたいか」「明日から私たちに出来ることは?」をまとめ発表しました。どのグループも患者の話を積極的に聞き、態度、表情、言葉使いに注意したコミュニケーション、そして生活史、背景を大切にする視点でまとめられていました。来年の卒2研修で、元気に再会したいです。
(小豆沢病院副総師長 伊藤深雪)