東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

“食べることは生きること”

第32回歯科医療活動集談会開く

“お口の健康づくりで地域をつなごう”

172人参加 多彩な38演題の発表

18歯科事業所と1病院から演題

 10月29日に東医健保会館で、第32回東京民医連歯科医療活動集談会「お口の健康づくりで地域をつなごう」を開催しました。歯科衛生士学生1人を含む172人が参加しました。
 実行委員長の土田昌巳柳原歯科所長の挨拶で始まり、4分散会での発表を行いました。演題は18歯科事業所1病院から38演題がエントリーされ、「健診センターの歯科相談」「病棟での口腔ケア」「貧困と虫歯」「無料低額診療事業から学んだこと」「サハラ砂漠で歯磨き指導」「統計分析による経営的教訓」など多彩な発表となりました。

 

中澤利根歯科診療所所長が記念講演

 分散会後は座長からの各分散会報告のあと、「口は命の入口~食べることは生きること~地域まるごと健康づくり」をテーマに中澤桂一郎利根歯科診療所所長による記念講演がありました。中澤所長からは、「口腔ケアから口腔リハビリへ、そして口腔マネジメントへ」「利根中央病院におけるOCT(口腔ケアチーム)の役割」「医療生協人を育てる―人は宝」「シームレスな歯科医療」などが熱く語られました。中でも「お口の体操あいうべ体操」が紹介され、会場全体でも「あ・い・う・べー」を実践、民医連の各歯科でも広めてほしいと訴えがされました。

 

4演題に優秀賞 1演題に特別賞

 全体会の締めは東京民医連歯科部長の前田茂生協王子歯科所長からの講評と、各分散会の座長推薦による優秀賞と講師の中澤医師により選ばれた特別賞が発表されました。優秀賞は、みその歯科犬童直子歯科衛生士「口腔機能からの学びと気づき」、西東京生協歯科関口美栄歯科衛生士「口腔マネジメント」、相互歯科金井直樹歯科医師「高齢者の口腔内でどのように大量のプラークができていくのか」、東葛病院佐藤美絵歯科衛生士「病院に於ける歯科衛生士の役割~チーム医療の一員として~」。特別賞には、大泉生協歯科織田順子歯科衛生士「多職種協同による経口摂取へのアプローチ」が表彰され、それぞれ記念品が授与され、集談会を終了しました。(東葛歯科 福田かよ子)