東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

仲間増やし1万と「元気」500部増を
共同組織拡大強化月間スタート集会開く

“日常活動を通じた仲間増やし”
6分散会で活動報告と交流

 10月8日、2016年共同組織拡大強化月間スタート集会が東京総合美容専門学校で開催され、職員・共同組織あわせて158人が参加しました。

 

板垣淑子NHK報道局プロデューサーが記念講演

 はじめに東京民医連理事会を代表して露木静夫副会長が、仲間増やしで純増をかちとっていく取り組みと職員と共同組織の協力共同の活動を発展させてほしいと開会あいさつ。
 板垣淑子NHK報道局プロデューサーから、「老人漂流社会の取材の現場から」をテーマに記念講演が行われ、団塊の世代が年金生活に入り、低い年金支給額と医療・介護負担増で、かなりの高齢者が生活保護をうけるか、切りつめ型の生活をするか選択を迫られていることを紹介。多くの高齢者は切りつめ型を選択し、老後破産になっていることが指摘されました。
 夫と一人息子の他界で老後破産になった女性の事例、妻が認知症になったものの他人の支援を嫌うため、夫に介護の負担がのしかかかり、孤立化が進んでいる事例が番組映像をまじえて紹介されました。
 フランスの生活保護制度や埼玉県幸手市の一人暮らし高齢者を支援する生活支援隊の取り組みも紹介し、板垣さんはこれからも番組を通して現場の実態を発信していきたいと語りました。

 

信頼できる支部 楽しく仲間増やし

 次に共同組織まちづくり委員会の畑中久明委員長から今回の月間スローガン「誰もが安心して住み続けられるまちづくりのために共同組織の仲間を増やそう!」と、月間方針として、仲間増やし1万、『いつでも元気』誌500部増の提案がされました。
 分散会は6つの会場で「日常活動を通じた仲間増やし」をテーマに、合計12の指定演題が報告され、交流しました。
 城南保健生協の仲間増やし目標4年連続達成の報告では、大規模な地域訪問行動や、入院患者、往診患者への声かけ、最後は理事会の力で目標達成にもっていったことが報告されました。
 集会参加者からは、記念講演を聞いて、「板垣さんの高齢者の現状の分析はするどい」、「地域に住む高齢者の姿が鮮明になり、他人事とは思えず、自分の未来の姿かもしれないと思った」、分散会の交流では、「共同組織の到達はまちまちであっても、四苦八苦しながら楽しく取り組んでいる姿が見えた」、「日々の活動の中でコツコツと仲間増やしをしていること、信頼できる支部づくりや楽しく仲間増やしを行っている姿がすばらしい」などの感想が出されました。