東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

憲法9条の平和戦略追求
「総会方針 青年職員学習会」を開催
総勢337人が学び交流

 6月18日、池袋の東京総合美容専門学校マルチホールで東京民医連初の取り組みとなった「総会方針 青年職員学習会」を開催、35歳以下の青年職員を中心に22法人、2共同事業所から327人が参加、スタッフなど含め総勢337人が大いに学び交流しました。
 第一部は、根岸京田東京民医連会長を講師に「民医連って何だ?」と題し、まず、民医連とはどのような組織なのかを様ざまな角度からわかりやすく話し、全日本民医連と東京民医連の総会方針を学びました。
 大きく分けて前半に「民医連を哲学する」、後半に総会方針そのものの学習として講演がされました。
 「民医連を哲学する」とした前半では、「何のために私たちは結集しているのか」、「組織とは」、「政治哲学における正義論」について歴史の中での正義の在り方の変遷について述べました。
 さらにアリストテレスにさかのぼって行動規範としての「ものさし」、「目標の重要性」に触れ、目標を見失った方法論に取りつかれることの危険性が話されました。「民医連のものさし」である「いのち・憲法・綱領」の意味合いを真正面から青年職員に提起しました。
 話しはさらに広がり、「私たちの住む社会はモラルを失くしてしまっていないか?」とアベノミクスの格差拡大の不正義、ブラック企業における若者使い捨て、薬価問題での製薬大企業優遇のしくみなどにメスをいれ、これに対比する形で民医連綱領の力強さと魅力を強調しました。
 とくに3つのものさしのうちの「日本国憲法」について、憲法9条があればこそ日本の平和ブランドが国際的な力をもっていることを指摘。恐怖の論理で軍拡競争が止まないもとで、憲法9条の平和戦略を追求していく勇気と行動に未来があることを、ジョンレノンの「イマジン」の歌詞もひきながら語られました。
 後半では全日本・東京民医連の総会方針を重点ポイントごとに説明、最後に「Go Vote!」と呼びかけました。講演後は、少人数でのグループディスカション。会場から3人が発言しました。
 第二部は参加者交流企画「放課後のみんいれん」。「みんいれんウルトラクイズ」と題して、総会方針決定集からクイズを出題、楽しみながら総会方針を深めました。クイズは3ラウンドを行い、それぞれの勝者3人でグランドチャンピオン大会を実施。東都医療福祉学院の難波未歩さんがみごと優勝!しました。
 今期の県連方針に掲げられている来年開催予定の青年職員学習交流企画のプロデューサーに、17人の青年職員が「やってみたい」または「興味がある」と回答。東京民医連の若い力と共につくりあげていきたいと思います。