新東葛病院が竣工
地域の健康とくらし守る新拠点
新東葛病院が竣工
地域の健康とくらし守る新拠点
4月16日、開院を目前にした新東葛病院で「新東葛病院竣工祝賀会」を開催しました。流山市長、地区医師会長、近隣医療機関、民医連関係者と共同組織や職員など合わせて総勢300人超が参加しました。
各界から期待の声
司会の宇留野良太事務長の開会宣言後、東京勤医会本間章理事長より「断らない救急、周産期、がん、臨床研修など新病院の重点方針について」話されました。
井崎義治流山市長からは、「『母になるなら流山』がテーマの流山市は、現在人口17万7000人となり、この10年で2割増、中でも30代から40代と6歳未満が5割増、65歳以上も5割増となっている。新病院でも地域のニーズに合った医療・介護をさらに充実させ、流山市民の医療と健康を支えていただきたい」と期待を込めたあいさつがされました。その後、医師会長や市議会議長のあいさつを受け、東京民医連根岸京田会長より「地域の健康とくらしを守る拠点として、健康を地域に発信していく基地としてさらなる発展を期待する」とあいさつがされました。
つづいて下正宗院長より、病院建設にかかわった、設計・建設会社などへ感謝状が手渡され、「建物を引き継ぎ活かしていくのは我われの役割、活かしきった事業活動を行っていく」と決意表明がされました。
代表としてあいさつした設計会社からは、職員と一緒につくってきたことを話され、懐かしい思いとともにしみじみと感じるものがありました。
友の会1万人に
次に東葛健康友の会渡部隆夫会長より乾杯のあいさつ。「地域の医療と健康を守り、東葛病院のサポーターでもある友の会も、現在9200人の会員数となり、年内に1万人達成を成し遂げたい」と新病院成功の鍵となる会員拡大について話されました。
歓談が終了したあとは、祝賀会参加者の内覧会を行いました。今よりも格段に広くなった病室や、8階病棟の見晴らしのよさなど喜びと期待の声がたくさん聞かれました。
さいごに、東京勤医会副理事長井上均代々木病院長より「東京勤医会は様ざまな支援をいただきながら、皆でピンチをチャンスに変えてきた歴史がある。今後も地域の方々などと団結して医療・介護を守っていこう」との言葉で閉会となりました。
翌日には一般向け内覧会が行われ、暴風雨の中1300人を超える参加者が来院され、友の会新規会員も34人増えました。期待の声やご意見が寄せられ、職員一同身の引き締まる思いでした。
皆が誇れる病院に
現在、院内全体は日常業務に移転作業が加わり、全職員多忙な日々を過ごしています。
ほぼ全ての職員が初めて経験する大事業に困惑している部分はありますが、各部署、各部門、それぞれが患者さんの視点に立った運用構築のため、その確認作業に目の色を変えて臨んでいます。
2日間参加された皆さんに感謝するとともに、その期待を糧にして、皆が誇れる病院にしようとあらためて職員一同決意しました。
(東葛病院・萩原正臣)