東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

入職おめでとうございます
ようこそ民医連へ

優しさ持ったよい医師をめざして
立川相互病院 中司 圭(医師)

 私は大学5年生までは初期研修先・就職活動について考える時間をほとんど持ちませんでした。研修病院合同説明会(レジナビフェア)に参加して、何件かの病院を見学し、もっとも印象に残ったのが立川相互病院でした。職員がとても優しい病院だなととても強く感じました。患者との関係、多職種間の関係もとても良好で、今まで見てきた大学病院との違いに驚きました。
 大学6年時には、クリニカルクラークシップで一カ月の研修を行い、そこで様ざまな業務を拝見し、この病院で働きたいという思いはより一層強いものとなりました。この春からの研修で、このチャンスを最大限に活かしたいと思います。
 関わるすべての人から貪欲に知識を吸収してしっかりと成長していくつもりです。そして自分自身憧れた優しさを持ったよい医師になることができればと思います。

 

様ざまな視点持って支援していきたい
葛飾やすらぎの郷 堀内 結衣(介護福祉士)

 湯島にある専門学校で2年間、介護の勉強をして、すこやか福祉会のグループホームで2カ月ほどアルバイトをしました。
 学校では勉強の他に、目標に向かって仲間と協力することで育まれる絆、共に目標を達成したときの嬉しさを学びました。
 グループホームでは、認知症の方へのアプローチの難しさ、情報共有の重要さを学びました。対人の仕事なのでその時々で変化する相手の感情に寄り添い支援し、情報を共有することで職員全員で一人の入居者にアプローチできているのだと感じています。
 4月からの目標は、自分の思う支援と他者が思う支援の違いを理解し、その中で入居者にとって最善の支援を提供することです。
 特別養護老人ホームは様ざまな職種の他に、入居者家族、ボランティアなど、多くの人が関わります。そういった方々の意見や入居者自身の意見も尊重しながら、支援を提供していきたいと思っています。

 

知識と経験を積み頼られる薬剤師に
地域保健企画 石田 麻奈美(薬剤師)

 私が薬剤師をめざしたのは、幼い時からアトピーで苦しんでいたのがきっかけです。通っていた、かかりつけ薬局の薬剤師さんは薬の説明だけでなく私の話を懸命に聞き、辛い気持ちを少しでも理解しようとしてくれました。そのころから、このような患者に寄りそう薬剤師になりたいと思い始めました。
 社会人としての責任は重く、不安はありますが、実務実習や大学の授業で学んだことをいかし、患者とのコミュニケーションを大切にして行きたいと思っています。
 これから勉学を通じて知識を増やし、様ざまな経験を積み重ねていき、患者や他の医療従事者から頼られる薬剤師になれるよう日々、努力していきたいです。

 

患者さんの立場に立つ看護師めざす
東葛病院 高橋 和生(看護師)

 東葛看護専門学校で学んだ3年間、私は患者をありのままに捉える難しさにぶつかり、常に考え続けてきました。
 総合実習で受け持った患者は、アルコール依存症で肝硬変、ウェルニッケ脳症を発症し、コルサコフ症候群も合併し、記憶障害、失見当識が見られていましたが、常に笑顔で周囲を暖かい雰囲気にする姿がありました。
 数日後、急に何ごとにも拒否をするようになり、「体調が悪い」と話していました。どこが痛いか聞いてもすべてにうなずかれ、私はウェルニッケ脳症による“拒否”の症状と捉えていました。しかし、その後、胆管炎による敗血症ショックを引き起こし、その時、A氏の訴えが胆管炎による疝痛発作であったことに気づきました。
 この実習で看護師はありのままの事実・訴えから、病態と症状を常に考え観察していく必要があると改めて感じました。患者の事実・願いから出発し、患者の立場に立って物事を捉え、考え続けることのできる看護師になりたいです。

 

母の姿見て医療事務に携わりたいと
健和会 三枝 穂波(事務)

 私は大学でドイツ語を学んできましたが、就職先として選んだのは医療機関です。それは、母からの影響が大きかったから。
 母は、病院に関係する機関で機関紙を作っています。記事を書くうえで、病院や医療の現状を把握しており、それをたびたび家で話していました。厳しい現状も知っていましたが、人びとを支える医療の大切さも感じていました。いのちをつなぐ医療現場で、何かできることはないかと考えた結果、事務の仕事に携わりたいと思いました。
 これからは、頼りにされるような人間になりたいと思います。早く仕事を覚えて、正確かつ丁寧・迅速に患者さんの立場に立てるよう頑張っていきます。