東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

ながふさ共立診療所が移転新規開設
地域に根ざし子どもから高齢者まで安全・安心の医療をめざす

 2016年1月5日、共立医療会・ながふさ共立診療所が移転新規開設しました。木造2階建て、延面積78坪ほどの診療所です。1階には、診察室(2室)、検査・処置・レントゲン、障害者用トイレ、小型エレベーターなどがあり、待合室は吹き抜けで、ゆったり感のあるスペースとなりました。2階には、きょうりつ訪問看護ステーション分室、職員室・管理室、会議室、友の会室が作られ、地域のコミュニケーションセンターとしての役割を果たすことを重視しました。
 開設祝賀会では、医療連携を進める八王子保健生協などの医療機関や団地自治会・町内会・民生委員など150人以上が集い、新しい診療所への期待が次つぎと語られました。東京民医連三多摩ブロック議長・小林重雄医師(羽村診療所所長)からは、現在の医療をめぐる情勢と新たな診療所への期待が語られ、無差別・平等の地域包括ケア実現に向け、ともにがんばろうとの挨拶がありました。
 移転前の旧北団地診療所は、1987年11月、八王子長房都営団地内に開業していた整形外科の診療所が閉鎖となり、民医連として手上げをしたことがきっかけとなり誕生した診療所です。“普段着で気軽にかかれる診療所”として地域で親しまれ、東京民医連第2次長期計画の都内に30ヶ所以上の診療所建設をという提起で生まれた診療所として、その後(1990年代)の三多摩地域での診療所建設運動のさきがけとなりました。
 ながふさ共立診療所は、地域のかかりつけ医として、“何でも気軽に相談できる”診療所、健康づくりの拠点となる診療所をめざし、保健予防活動から外来での慢性疾患医療、在宅・訪問診療まで総合的医療活動を行っています。また、認知症の早期発見・早期対応を重視し、介護事業所と連携した24時間安全・安心の医療・介護活動を進めています。
 そして、共同組織である八王子・たま健康友の会と共同し、健康チェック活動やお茶会・班会・健康体操、送迎のボランティア活動など、高齢者を「孤立させない」「孤独死を生まない」活動に取り組んでいます。
(ながふさ共立診療所 建設担当・大橋光雄)