東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 昨年11月、国連の「表現の自由」をめぐる訪問調査を日本政府がドタキャンしていたことが発覚▼自民党は一昨年の総選挙以来、報道や表現の自由に介入し、「言論弾圧」の姿勢を強めている▼「国境なき記者団」による報道の自由度ランキングでは安倍政権で過去最低の61位、G7では最下位となった▼一方、格差のひろがりや社会保障の削減、競争の激化で、貧困層が急速に拡大し、「親の貧困が子どもを貧困に陥らせる」貧困の連鎖は止まらない▼2012年の子ども(17歳以下)の貧困率は16・3%(「2013年国民生活基礎調査」)で過去最悪となった▼現在、日本学生支援機構の奨学金を借りる学生は激増。2012年度「学生生活調査」によると大学学部(昼間部)の52・5%が何らかの奨学金を受給している。これは10年前の調査の約1・7倍。多くの学生たちが卒業後この返済に苦しんでいる▼2013年の特定秘密保護法制定から3年、戦争法の推進と社会保障への攻撃に、どう立ち向かうのか。今年7月の参議院選挙のたたかい抜きに、私たちのいのちと健康は守れない。私たちがめざす無差別・平等の医療と福祉の実現もあり得ない。すべての共同組織、すべての職員が選挙権を行使し、憲法を守りいかし、いのちと平和を守る国づくりをめざして力を尽くしましょう!(理)