東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

地域の方々と旺盛に非営利協同活動を
年頭にあたって
東京民医連会長 石川 徹

 新年あけましておめでとうございます。
 NHKテレビに『ウワサの保護者会』という番組があります。「親子で話してる?戦争のこと、平和の事」というテーマでの放送がありました。親たちの話し合いでは「自分を含めて全ての命を大切にする」「生きていることに価値がある」こういう話がされていましたが、素晴らしかったのは後半、紹介された子供へのインタビュー「戦争をなくすにはどうしたらいい?」でした。小学6年生の答えは「貧富の差をなくす」次の質問「戦争の反対の言葉は?」答えは「幸せ」「笑顔」、「夢」これは、戦争が起きると将来に夢を持てないと思うから、そして「話し合い」これは、争いごとを武力でおさめようとするのが戦争、その反対は話し合いで解決することだと思うから。日本の子供たち、なかなか頼もしいではありませんか。
 70年続いた戦争をしない国、日本。これを80年、90年、100年、今の小学生や中学生が大人になり親になり子供を育てる時代にも続ける、そのために力を尽くしましょう。
 東京民医連は昨年の臨時総会で「東京民医連第5次長期計画」を決定しました。
 基本的な考え方は、(1)基本的人権の尊重・国民主権・平和主義に基づく日本国憲法を守り民医連綱領の実現をめざした活動を行う、(2)ヘルスプロモーション、人権の視点をもった無差別平等の地域包括ケアの実現をめざす、(3)総合的な医療の質の向上と医療活動の重点課題を進める、(4)県連共同事業をよりいっそう進める、(5)県連機能の強化を軸に「東京はひとつ」を実現するの5点です。
 そして「私たち東京民医連は医療・介護をキーワードに新自由主義の自己責任論に厳しく対峙し、身体的・精神的な健康のみならず、社会的な健康の獲得をめざします。その活動の基礎となるのは、私たちの拠って立つところである地域であり、利益至上主義ではなく非営利協同です。……人にやさしいまちづくりをすすめ、東京を明日への希望にあふれるまちにすべく努力していきましょう」としています。
 今年もそれぞれの地域で地域の方々とともに旺盛に活動をすすめていきましょう。