東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

地域にもう一度踏み出し連携を強めよう
2015年東京民医連共同組織活動交流集会
373人が参加して学習と交流
7月11日中野コングレスクェア

 7月11日、中野コングレスクエアで2015年東京民医連共同組織活動交流集会を開催、373人が参加しました。
 細川健二実行委員長は開会あいさつの中で、第52期臨時総会で決定した第5次長期計画にある30万の共同組織をめざすためにも本集会を成功させ、共同活動の交流、東京民医連への結集と連帯をさらに強めようと呼びかけました。
 東京民医連今井晃事務局長から理事会あいさつの後、日本共産党吉良よし子参議院議員は国会情勢報告で、戦争法案撤回の一点で協同した運動を呼びかけました。
 東京民医連石川徹会長から、「地域にもう一歩踏み出そう、地域との連携を強めよう 東京民医連と第5次長期計画と共同組織」をテーマに記念講演が行われました。幸福になるための一つに人とのコミュニケーションを重視すること、地域全体を健康にする働きかけが必要であることが紹介されました。
 また本集会は、今年の共同組織拡大強化月間のスタート集会にも位置づけ、仲間増やし10000、『いつでも元気』500部の提案が共同組織まちづくり委員会大平潔委員長より提案がされました。
 東京高齢期運動連絡会の小嶋満彦副会長より、来年の第30回日本高齢者大会が東京で開催予定であり、集会成功に向けた呼びかけが行われました。

 

30万の共同組織へ7分科会65演題で豊かな報告

 午後は、7テーマを6つの会場にわけて分科会が開催され、全体で65演題が報告されました。
 東京西部保健生協の認知症の家族を介護している家族のためのカフェ「オレンジカフェ」の取り組みは、連続講座や落語会の開催などで介護者同士の情報交換・交流がすすんでいること、東葛健康友の会の「連続講座小児科医から学ぼう!」は、子育て世代が急増する地域要求に応えるために、小児救急のかかり方、子どもの夜尿症・低身長診療についてなどの健康講座を実施。子育てサークルの立ち上げや共同組織の拡大につながっていた経験が報告されました。
 また「大泉生協病院のちびっこシアター」は、地域の子どもたちに病院を身近に感じてもらおうと考案。初めて開催した時は、待合室での本の読み聞かせだったものが、現在、お母さんたちの手作りの人形劇や歌、小児科医のバイオリンの演奏に発展し、これまで24回開催してきました。定期的な開催で子どもたち、親同士のつながりが強くなってきました。
 集会に参加した方からは、「記念講演はわかりやすく面白く聞いた。地域とのつながりをもっと深め、共同組織として多くの方々いっしょに問題意識をもち活動していきたい」、「たまり場がほしいと思っていたので、取り組みを参考に我が支部でもつくっていきたい」、「町会や自治会を巻き込んでの活動が大事」、「健康づくりの具体的な取り組みが多岐にわたっていた。特に女性の創意ある活動がすばらしい」などの感想がだされました。