視角
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6月21日に開かれた第40回東京民医連看護介護活動研究交流集会では、1924年生まれの元代々木病院看護師、中国で従軍看護婦の経験を持つ肥後喜久恵さんが記念講演をされた。「私の青春はすべて戦争でした」という肥後さんが「戦争は絶対にしてはいけない」と500人超の参加者に訴えかけた。「91歳4カ月」渾身の訴えだ▼SEALDs(シールズ)という若者たちのグループが戦争法案反対運動で大奮闘している。自由で民主的な日本を守るための学生による緊急アクションだ。6月27日、渋谷ハチ公前で街頭宣伝をした。ミキさんは訴える。「友人やそのまた友人が戦地で傷つくことに私は耐えられません」と、若者の行動に勇気をもらう▼国会では政府与党提案の「戦争法案」が審議の真っ最中。法案は日本が海外で戦争のできる国にするもので、憲法違反であることは明らか。憲法学者のお墨付きだ。しかも、アメリカの戦争の片棒を担うための法案。とんでもない戦後最悪の法案だ▼戦後70年。先の戦争体験から二度と戦争はしないことを誓い、制定された平和憲法。その後、日本は一度も戦争によって殺すことも殺されることもなかった。日本から戦死者を二度と出さないために「戦争法案」は廃案しかない。今こそ!老いも若きも声を上げ、たたかいをひろげよう(K・M)