東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 ▼安倍政権のシナリオはこうだ▼戦後70年、日本が世界の列強と肩を並べるためには普通に軍事力を行使できる国にしたい。つまり「自衛隊」を世界のどこでも活動できるようにし「武器使用」も可能とする。そのためには憲法が足かせとなるので、「集団的自衛権の行使容認」を閣議決定し、「戦争立法」と「憲法改正」をやる。戦争にはお金がかかるので、戦費調達のため社会保障費を削り消費税率を上げる▼首相は常に「国民の生命と財産を守る」と言う。まさかとは思うが「国民の生命」とは北朝鮮から日本人を奪還すること、「財産」とは「尖閣諸島」と「竹島」ではあるまい▼官房長官時代の安倍答弁がある「いわゆる侵略戦争という定義が定かでないということを申し上げたわけであります。政府が歴史の裁判官になってそれを単純に白黒つけるということは、それは私は適切ではないのではないだろうか、このように思う次第でございます」先の戦争を侵略戦争と認めていないことがよくわかる▼戦死者を英霊として祀り、戦争肯定の靖国神社へ参拝する論理と通底している▼個人の信念を他人に押しつけると「喧嘩」、国家が他国に強制すると「戦争」となる▼シナリオ通り戦争する国をつくるのか、止めさせるのか。戦争に加担する議員は一人たりとも議会に送りたくない。(濱)