東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 沖縄の名護市辺野古への米軍基地建設を阻止する運動に、東京民医連からも青年を中心にたくさんの職員が参加してきた▼1995年、沖縄米兵による少女暴行事件は、戦後「植民地」の時代から、本土復帰後も無法状態で居座る米軍への、県民の怒りを爆発させた▼運動の波は、住民が常に騒音と航空機事故の恐怖にさらされている「普天間基地返還運動」へと拡大▼97年、運動におされた政府は普天間から辺野古へ基地移転を計画したが、次に運動は新基地建設反対運動へと広がった▼17年後の2014年、名護市長選挙、沖縄県知事選挙、年末の総選挙では沖縄全土で新基地建設反対の候補が圧勝した▼建設に前のめりの安倍政権は、将棋で言えば「詰み」状態なのだが、1月28日、姑息にも県の許可も取らずサンゴの海へ数十トンのコンクリートブロックを落とす作業を始めた▼14年末の総選挙で自民党を支持した有権者は全有権者の17・4%、10人中8人が支持しない「二割政権」だ▼正統派保守を名乗る方々に聞きたい。安倍「二割」・「暴走」政権が、沖縄県民の総意と自然をも踏みにじり米軍に新基地を捧げ続けていいの?▼他国が「自国の正義(利益)」で始める戦争に、日本国民が投入されても心が痛まない?▼まして平和憲法を改定などする資格はない。(m)