東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 今、どこでも話題になっていることでここでも取り上げたいのは、ソチオリンピックでのフィギュアスケート浅田真央さん▼ショートプログラムでは誰も予想していなかった16位。その翌日にどんな演技をするのか…。普通であればショートの結果にとらわれた演技になるのでは…と心配しながら観戦した結果は、自己ベスト更新のフリーの演技▼どうしてそんなことができるの? とその強さに感動した中、ある新聞では、最大の舞台で自分が積み上げた最高水準の演技に挑戦し続けた勇気、そのことは「スケート界の限界を押し上げている」と評する言葉を紹介し、その後も真央さんの話題が尽きないのは、ある意味オリンピックのメダリストよりも大きな功績をもたらしていると感じるからでしょう。それでもこの感動はオリンピックだからこそのものです▼大きな感動をもたらすオリンピック。2020年には東京で開催されます。平和でなければ、また誰かの犠牲の上にオリンピックの成功はあり得ません▼武力での平和貢献を唱え始め、福島原発事故の収束も見えないまま原発依存のエネルギー政策を示す安倍政権と、その応援を得て都知事となった舛添氏らが考えるオリンピックを、世界中の人たちが歓喜・感動する平和の祭典とするよう働きかけ続けねばと強く思います。(井)