東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

広げよう つなげよう 看護・介護の輪-集え、輝けプロフェッショナル-

看護介護活動研究交流集会 524人集う

 6月16日、中野サンプラザで、東京民医連看護委員会主催の「看護介護活動研究交流集会」が開かれました。これは2年に1度開催しているもので、今回で39回目。
 当日、小雨が降る中、総勢524人が参加。東京民医連を代表して石川徹会長から挨拶がありました。
 午前の全体会は、精神科医の香山リカさんを招いて「人のため自分のために働くこと~精神科医からのアドバイス」をテーマとした記念講演を行いました。多くの参加者が深くうなずく場面が多々あり、日常的に患者や利用者のためにと、一生懸命になりすぎてしまう看護・介護職が、「心と体の健康」を守りながら働き続けるためのヒントをいただいた講演でした。
 講演後は、東葛看護学校の学生から平和ゼミナール活動のいきいきとしたアピールがあり、これに触発され、原水禁世界大会参加へのカンパもたくさん集まりました。

79演題の発表

 午後は、7分科会(口演発表56演題)とポスターセッション2グループ(23演題)の79演題の発表で、のべ732人の参加となりました。
 盛りだくさんの報告、興味深い報告も多く、「すべてに参加できず残念」の声や、「仲間たちの日頃の創意工夫や新しい取り組み、事例を通しての学びなど共有することができた」などの感想が出されました。中には大盛況で、座れない分科会もありました。

相互理解進む

 今回は、看護職から「日頃直接的に知る機会の少ない介護の活動の様子がわかり新鮮に感じられた」との声や、介護職からは「看護の関わりの内容を知る機会となった」などの感想があり、役割や取り組みの相互理解につながったと思います。
 地域の中で、医療機関・介護施設・在宅サービスがチームとして一体的に、患者利用者の支援に取り組むためにも、看護介護の相互理解と連携協力の重要性を実感した集会となりました。(実行委員長/健愛会・曽我優子)