東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

私たちの投票が政治を変える 青年からメッセージ

 震災ボランティアや反原発の行動に参加する青年、認可保育園を増やしてと区への抗議行動や異議申し立てをしたママさんたちなど、若い世代が自分の思いを行動に移している姿があります。しかし、各種選挙の投票率は低い状態が続いています(グラフ)。6月には都議会議員選挙、7月には参議院選挙があります。東京民医連の青年国会行動研修、青年ジャンボリー、平和学校など青年分野の活動に実行委員として参加している3人から、同世代へ“選挙に行こうよ”というメッセージを寄せてもらいました。

1票投じれば社会は変わる

平和学校実行委員/株式会社ひまわり企画かえで薬局・伊藤笑子

 私が政治に望むことは、一時の利潤や栄華・過剰な対外関係の方だけを見るのではなく、日本の地に足をつけ、そこに暮らす人の方を向いてほしいということです。
 社会保障を切り捨て生産性のない公共事業で借金を増やし、沖縄を米国に差し出すような日本や、一時の夢の力にしがみつくのに忙しく、今まで悪化させてきた都民のための政治を省みない東京では安心して暮らせない。私は患者さんに『長生きなんてするもんじゃないよ』と言われる社会ではだめだと強く思います。
 平和学校を通して、世界を幸せに生きられる方向に変えようと活動している人たちに出会い、「自分が何をやっても変わらない」は、やりつくす前にいう言葉ではないと思っています。早々と諦めるのは損! どこが政権を取るかに終始し中身の薄かった衆院選の投票率は戦後最低の59・32%、マスメディアがどう報道しようと、投票しなかった人が自分の意思で1票投じれば社会は変えられる可能性があるのだから。

未来のために子らのために

青年ジャンボリー実行委員会事務局/鬼子母神診療所・大沼あゆみ

 「無責任に投票はできない」と、知人から選挙に行かない理由を聞いたことがあります。国民・都民のためになると訴え、当選するとその発言を覆したり負担を強いるような政策を作ったりする政治家もいます。そんな中で政治に期待し、誰に託すかを決めることは困難なことです。しかし、そこで無投票を選択することは自分たちの未来を放棄することだと思います。
 政治と考えると難しいですが、余計な不安がない生活へと変えるため、今の生活で満足している部分を守るために必要なことを考えていくと、いずれ政治に行きつくものだと思っています。そして、その政治を決めることができるのは有権者である私たちです。
 政治は誰にでも身近なことで、決して無関係ではありません。自分たちの未来を決めることができる手段の1つです。今の自分のために、未来の私たちのために、そして投票権がない子どもたちのために選挙に行きましょう!

力合わされば大きな力に!

青年国会行動研修実行委員長/立川相互病院・松木隆宏

 皆さん、生活は充実していますか? 給料十分貰えていますか? 私は結構厳しいです。それなのに国や都がおこなう政策は、増税や社会保障削減と負担ばかり強いてきます。アベノミクスで景気が良くなるとも思えないし、良くなったとしても負担が増えれば意味がない。こんな現状に不満を抱いていませんか?
 この現状を変えるには皆さんの要求を国や都に伝える必要があります。その一番の方法が選挙です。ですが現選挙システムは民意が反映し難いもので、皆さん「どこに投票しても結局変わらない」と思っているかもしれません。だからといって何もしないでいいわけではなく、むしろ、だからこそ今私たちは民医連職員として、無差別平等の医療のために行動しなくてはなりません。6月に都議会議員選挙、7月に参議院選挙があります。ここで私たちの思いを伝えましょう。
 一人では小さくても、それが合わされば大きな力になります。皆さんの1票はとても貴重なものです。今こそ行動を起こし、選挙に行こう。

グラフ