東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

地域全体を視野に入れた活動を 高めよう 連帯意識

共同組織拡大強化月間の成功へ

石川会長 東京の医療・介護と共同組織の役割報告

 10月6日、渋谷区の全理連ビルで、東京民医連共同組織拡大強化月間スタート集会を開催し、131人が参加しました。

安心して住めるまちづくり

 石川徹会長は、「これからの東京の医療・介護と共同組織の役割」について基調講演を行い、「お互い様、持ちつ持たれつ」という連帯意識=「ソーシャル・キャピタル」の高いところでは平均寿命も高くなっていることを紹介。一人でも高齢世帯でも認知症があっても、低所得でも、「最後まで地域で安心して住み続けられるまちづくり」の意義を強調しました。

主体的に関わるボランティア活動

 学習講演(1)では、「大阪・ヘルスコープおおさか」の小森佳子常務理事から活動報告を受けました。あかがわ生協診療所地区がめざす「地域のまちづくり・健康づくり」では、生協組織の中だけでなく常に地域全体を視野に入れた活動をしていることが語られました。
 支部づくりや担い手づくりの要は、ボランティア活動で「ちょっとお手伝いします」ではなく、主体的に関わってもらうことが語られ、2000人以上を巻き込んだ「元気まつり、たまり場活動」などが報告されました。

ほくと医療生協と三多摩の活動報告

 東京ほくと医療生協からは、王子生協病院の建て替えについて、昨年、2億円の増資と2000人の共同組織を拡大した経験報告。三多摩健康友の会からは、80歳以上の5000人の高齢会員の訪問活動などの指定報告をうけました。

脱原発運動の経験からも学ぶ

 学習講演(2)では、市民グループ「プロジェクト99%」のふくしまゆみこさんから、「今、どうすれば人が集まってくるのか~脱原発運動を通じての経験から~」について講演がされました。
 ドイツ政府が脱原発をいち早く表明した理由に、日本とはメディア報道や教育が違うことなどが指摘され、脱原発・消費税増税・TPP参加問題は構造的につながっていることが話されました。
 参加者からは、石川県連会長の基調報告は、「東京の高齢の実態と今後の方向をよく知ることができた」こと。小森さんの学習講演は、「大変すばらしい活動で感動した。組織活動の原点を見た」。ふくしまさんの学習講演には、「ツイッターを通しての行動がすばらしい」などの感想が出されました。