被災地ボランティア 医学生が8回目 宮城・七ヶ浜 畑のガレキを撤去
2011年4月から、東京民医連は東日本大震災医学生ボランティアネットワークを立ち上げ、この間8回、39人の医学生とともに継続的に被災地ボランティアを宮城県七ヶ浜、石巻、岩手県大船渡で行ってきました。
厳しい仮設生活
今回は8月24日~26日まで七ヶ浜で実施、医学生1年生3人が参加しました。1日目は「あすと長町仮設住宅」を訪問し、自治会長の飯塚さんと長町病院の長澤看護部長からお話をうかがいました。
「夏は暑く、冬は寒い」厳しい住環境の様子や、様々な地域から集まってきた仮設住宅のためコミュニティが形成されていないことなど、仮設住宅に入っても厳しい生活状況をうかがいました。
2日目、3日目は「七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター」で、津波被害をうけた畑のがれき撤去作業を行いました。夏休みということもあり、全国から300人のボランティアが集まり活気がありました。
まだ課題山積
参加した医学生は「避難所から仮設住宅に入って復興したというイメージがあったが、実際の仮設住宅を訪問して課題は山積みだということがわかった。畑のがれき撤去は少しずつしか進まないけれど、全国からボランティアがきて継続していくことが大切だと感じた。東京に戻ってもしっかり被災地の状況を伝えていきたい」と感想が出されました。
被災地の復興に向けて、まだ課題は山積しています。これからも被災地支援のとりくみを継続し、医学生たちとともに「震災復興とは何か、自分たちにできることは何か」を考え、行動していきたいと感じて来た8回目のボランティアでした。