第28回看護部総会開く 地域での架け橋となる実践交流
5月12日、第28回東京民医連看護部総会が代々木の全理連ビルで、出席代議員189人、一般参加15人、委任状31人で開催されました。
まず、今井晃東京民医連事務局長から挨拶を受け、その後第40回全日本民医連総会方針学習と位置付けて、北海道勤医協理事長の堀毛清史前全日本民医連副会長に講演をしていただきました。
民医連の実践役割を鮮明に
随所にユーモアを織り交ぜ、関西弁の軽快な語り口の中にも、地域や現場での厳しい実態に向き合う事例から、民医連医療・看護の実践と役割を鮮明に示され、民医連綱領と総会方針を力に、これから自分達が実践すべき課題がつかめた講演となりました。他の職員にも聞かせたいとの感想が多く寄せられました。
午後は総会議事に移り、県連看護部、看学生委員会、教育委員会の各委員長が総括方針を報告。また、2011年度に実施した病院看護職員労働実態調査結果も報告され、様々な対策で2008年度より満足度が上がったことが示されました。
孤立死のない地域めざして
参加者からは経営を含めた急性期病棟の状況や、訪問看護STでの小児難病児の事例、災害対策マニュアルの作成、感染認定看護師の活動、「気に患訪問」で生活状況を把握し孤立死のない地域を目指す取り組みが次々報告されました。
また、平和の取り組みでは、代々木病院の若手看護師が辺野古支援で、現地で学び・感じたことを報告し、現地の方達と連帯する必要性を強く考えさせられました。
参加者からは「積極的な活動が聞け、自分たちの活動の参考にしたい」「明日からまたがんばれる力をもらった」という感想が多く、これから2年間の看護実践の活力となる総会でした。