東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

みんなの一歩が命を守る 東京民医連・第14回国会行動研修

青年職員341人が参加

学んだ 考えた 医療の現状と社会保障の充実

 東京民医連の「第14回青年職員国会行動研修」は、昨年12月から計6回の実行委員会をおこなってきました。

各法人で研修重ね先輩職員の話聞き

 各法人から選出された21人の実行委員が「人権と社会保障」をテーマに、「ふみだそう! みんなの一歩がいのちを守る」のスローガンを決定し、医療現場の現状や国保問題、格差貧困を生み出すシステムについて学び、話し合いを重ねました。また区役所の国保給付係の方から直接話を聞くというフィールドワークもおこないました。
 城南福祉医療協会の実行委員会では全4回の院内学習会で「先輩職員の目から見た地域医療と貧困の問題を聞く」学習、街頭相談会、署名行動、請願シミュレーションをおこないました。

社会保障充実求め各党議員に要請へ

 5月16日の本番は、各法人から341人の青年職員が星陵会館に集いました。吉田万三副会長からのあいさつに続き、谷川智行医師(健友会)から医療が政治と深くつながっていることや、行動することの大切さを話していただきました。
 午後からは緊張の面持ちで議員会館へ。「社会保障の充実を求める請願署名」を持って、各党議員に要請しました。
 議員と面会できたグループ、秘書の冷たい対応や逆に熱く語る姿に驚かされたりと様々でしたが、340人の要請議員中12人(5/25現在)が紹介議員になってくれました。

自分自身の言葉で必死に伝えた喜び

 請願後、自分の言葉で必死に伝えたことに喜び、ときに勉強不足を反省する様子が皆の言葉や笑顔から見てとれた瞬間、実行委員として今までの苦労がすべて吹っ飛ぶようにうれしく思いました。
 以前、この研修に一緒に参加した同僚が、最近病棟のなかで感じている医療問題や格差社会の矛盾が、政治によって引き起こされていることを話しているのを耳にし、この研修が政治に目を向けるきっかけになるのだと強く感じました。「参加者一人ひとりにとって意味のある研修になる!」そんな希望を込めて、来年の実行委員のみなさんにもエールを送りたいと思います。
(副実行委員長・城南福祉医療協会 小澤陽子)