原発はいらない 原発事故から1年 放射能にどう立ち向かう
原発はいらない 原発事故から1年 放射能にどう立ち向かう
講演会が感動よぶ“勇気もらった”
東京民医連は、2月4日にTKP東京駅日本橋ビジネスセンターで、全日本民医連副会長の小西恭司医師と福島県農民連事務局長の根本敬さんを講師に招き学習会を開催、108人が参加しました。
小西副会長は、「福島第一原発事故から何を学び、取り組むのか」をテーマに講演しました。小西氏はまず、改めて放射線の基本知識を紹介。次に放射線障害、特に今後、現地(福島)も含め私たちが長期に向き合わなければならない低線量被曝、内部被曝の影響、対応について話されました。国の安全基準をめぐる論議と背景についても言及。私たちが、どう「事故」と「放射線の影響」に対応し、取り組むのかという点で、大きな勇気と示唆を与えてくれました。
「とても科学的で整理されていて良くわかりました」「放射線障害に対する科学的な根拠、知見の大切さを改めて認識した」「自分自身が知らなかった考え方、課題が提起されたことは有意義であった」などの感想が寄せられました。
根本事務局長は「いま、福島で生きる。世界と生きる」というテーマで講演し、現地での「原発事故」に対するたたかいを自らの経験に基づき話されました。
今回の事故は「いつ終わるのかわからない」、「除染が可能なのか」など大きな不安の中で、汚染地域でどう生き抜くのか、子どもたちをどう守るのか、そして国、東電との「人権」、「賠償」をめぐるたたかいがまさに課題であると強調。さらに、国際経験交流を通じて自然エネルギー転換への展望づくりが始まっていることも紹介。事故と立ち向かい、頑張る力強い「農民魂」が参加者の心にグイグイ伝わってくる感動的な講演でした。
「非常に迫力ある講演でした」「国、東電に対して怒りや憤りをもって責任を問わなければならない」「福島で頑張っている多くの人たちに対して、私たちが出来ることを一緒に考えたい。そのための現地との交流が必要だと思います」などの感想が寄せられました。2つの講演に対する参加者の感想は大変好評でした。
代々木公園に1万2000人2・11全国一斉行動
「再稼働許すな!2・11さようなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京」が、2月11日、代々木公園で開催され、約12,000人が参加しました。
集会後のパレードでは、「原発はいらない、エネルギー政策の転換を!美しい福島をかえせ!子どもたちを守ろう!」とアピールしました。