東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

さよなら原発こんにちは自然エネルギー 毎月恒例11の日行動 新年初企画

肥田舜太郎先生の講演会 100人こす参加で元気湧く

 立川相互病院などの職員有志で作る「脱原発・自然エネルギーへの政策転換を求める会」の1月企画「(肥田舜太郎先生を招いての)講演会」を、1月11日(水)地域保健企画において行いました。地域のみなさんや市民団体、個人の方など参加者は100人を超え、新年最初の企画は今後の活動にとっても大きく弾みのつくものとなりました。

放射線の影響絶対防ごうと

 肥田先生は冒頭で、どこで講演しても「どう生きていけばよいのか?」と必ず質問されることにふれ、「最初は、しゃべる自信がなかった。しかし、60数年にわたり何万人という被爆者の方と接し一緒に生きてきたことを思いおこし、一人ひとりが『いのち』の主人公となって、絶対に放射線の影響の病気を発病させないという健康を守る意思で生活することでみんなが負けないで生きのびることができる」と応援してきたことを紹介しました。また、軍医として28歳の時に勤務していた、広島の陸軍病院で体験したことなども話されました。

日本の原発は米のいいなり

 そして最後に、広島・長崎という世界で初めて原爆の被害を集団的に受けた国が、なぜ危険な原発を54基も、それも危険な海岸線に作ったのか、どこの国からも不思議がられているということ。また、日本政府はアメリカの圧力で、原爆の研究をやらずに、いいなりに原発を導入してきたことなど大きな問題であることを指摘されました。
 そして、この関係を断ち切るためには、安保条約を破棄し日本のことは日本の国民で考える体制を作っていくことが、今生きている大人の責任であること。戦争・原爆を体験し、語り継ぐことができる今だからこそ、私たちが心を一つにし運動のために力を注いでいかなければならないとまとめられました。
(立川相互病院・山本彩希)