東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

医師走る! DD2011 震災復興・医療再生を

 11月20日、日比谷野外音楽堂で「ドクターズデモンストレーション DD2011」が行われ、医師・歯科医師・医学生800人をはじめ2500人余が参加。医療崩壊の現状を国民に訴え、被災地の医療・福祉の再生、医師不足解消のための診療報酬増額を求める声をあげました。

 主催者挨拶で医師ユニオン代表の植山直人医師より「50年前に医師会が8000人規模の集会を行い国民皆保険制度ができました。それから50年、医療崩壊を防ぐために医師が再び立ち上がるという今日は歴史的な日です」と挨拶があり、会場から厚労省に向かって白衣のウェーブ・デモンストレーション。各政党や医療界から多くの激励・応援のメッセージが届けられました。
 デモ行進では仮装しての参加者・飛び入りもあり大いに盛り上がりました。日本の医療変革のためには幅広い市民・団体との連帯が必要です。今回の企画は全国とも連帯した大きな、そして確実な一歩となりました。

池袋→新宿→渋谷駆ける

 DD2011に先駆け、10月29日には、「ドクターズランニングin東京」が行われました。池袋でもっとも人通りが多く、サンシャイン60へと続く池袋駅東口五差路交差点前に300人を超える聴衆が集まり、医師ユニオンの植山医師はじめ4人の弁士が「震災復興と医療再生」に向けての熱い思いを訴えました。
 その後、医師・歯科医師・医学生40人、総勢70人以上が秋晴れのもと、池袋→新宿→原宿→渋谷の都心を爽やかに駆け抜けました。
 道行く人々からは「医師が走ってるんだって」という驚きと声援が多数聞かれ、原宿では福島の開業医からもエールが寄せられました。

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 東京の責任者を担った日向眞医師(東京民医連医師委員長)は語ります。「闘いはこれからです。東北の復興と医療再生を勝ち取るその日まで、これから一層厳しい闘いとなりますが、医療費増額、患者負担減、TPP阻止、震災と原発問題など課題は目白押しです。これから運動を強めましょう」。