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看護師確保が苦戦している。8月15日現在、東京民医連全体の2012年卒内定受諾者は77人(うち奨学生63人、一般学生14人)。目標は153人。目標の半分の到達だ▼新卒看護師受け入れは、単なる「人材確保」に留まらない。後継者確保と養成の課題であり、看護分野の質の向上に寄与し、その成否は民医連運動を左右する▼4月、震災対応をする中で、奨学生は71人と、近年にない良いスタートを切った。しかし看対の奮闘にもかかわらず、7月までに奨学生は4人増、2人減、実質わずか2人増で伸びがない▼8月に入り大健闘しているが、このままでは、目標153人どころか100人も危うい。何としても目標にこだわりたい。看対、看護部、病院、法人管理部一丸となって知恵を絞り、考えつくありとあらゆる手段、方法を実行し、一緒に働く仲間を増やしましょう▼内定した学生の友人を紹介してもらいましょう。迷っている学生はいませんか? もう一度声をかけましょう。人生の大事な選択です。民医連の医療を、自分の人生を語りましょう▼職員、患者さん、友の会会員さん、組合員さんの子弟にどなたかいらっしゃいませんか? 無差別平等の医療と福祉を目指すためにもすべての被災者の人権を守る活動を続けるためにも。(秋)