東京民医連

東京民医連のご紹介

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 毎月『民医連医療』が届くと、まずは「花も実もある」を読む。次に「わたしと民医連」に目を移します▼「わたしと民医連」は、長年民医連で働いた大先輩や地域で民医連とともに活動してこられた共同組織の方々が民医連に寄せる思いを綴る自分史です。知っている方や事業所が登場すると共感して胸が熱くなることもしばしばです▼民医連の草創期の奮闘や苦難、あいつぐ社会保障改悪をめぐるたたかいと仲間との信頼、そしてご自分の生き方への誇りが伝わってきます。共同組織の方からは、ときには厳しい指摘もありながら、ともに歩んだ病院・診療所という愛着が感じられます▼四月に一カ月弱、民医連の病院に入院しました。同室に長年この病院を利用している患者さんがおられ、同病の私をずいぶん励ましてくれました。医師・看護師をはじめ職員の誠実さと闘病を支え寄り添う姿勢への信頼感が話の端々に出てきます。患者から見た、わけ隔てない(無差別・平等の)医療への信頼です。この病院を身内のように愛していて、私もうれしく誇らしい気持ちになりました▼仕事はたいへんなことも多いけれど、「何に誇りを持って」「なぜがんばれるのか」先輩から後輩へ「わたしと民医連」を語り継ぐことが新綱領を深め、職員の励ましと確信になります。(ゆ)