東京・神奈川・千葉など首都圏に潜在する被害者
48人中、44人に水俣病所見 関東地協が検診
検査をうける受診者
4月11日、関東地協主催の水俣病検診を川崎市の協同ふじさきクリニックで実施しました。検診には医師13人、看護師21人など88人が参加し、熊本民医連からは、川上義信水俣協立病院院長など5人の支援を受けました。
受診者は41歳から80歳の48人、男性27人、女性21人。居住地は、東京25人、神奈川10人、千葉8人、その他の地域が5人でした。
受診者のうち90%以上の44人に水俣病特有の所見を認め、35人に認定申請のための診断書、9人に保健手帳の検査所見書を発行しました。
前回の中野共立診療所での検診に引き続き、首都圏に潜在する被害者の存在が明らかになりました。
不知火患者会は、4月27日に第2陣の東京提訴を実施。検診当日も20人以上の方が提訴への参加を表明しました。