東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

ケアマネ本来の役割見つめ直す

 9月10日、東京芸術劇場で東京保健会とにこにこサプライが開催した医療技術者研修会は「ケアマネジメントの現状と課題」がテーマ。
 講師は城西国際大学教授で自らもケアマネジャーとして活躍している服部万里子氏。服部氏は今年4月の介護報酬改定で、利用者訪問やサービス担当者会議など、条件を満たさないと減算されるようになったことを挙げ、都内ケアマネ750人の調査で35%が「減算された」と回答していると報告。
 もともとケアプラン事業だけでは収入が厳しいため、ケアマネ1人当たりの利用者数を増やしたり、サービス業務を兼務せざるをえないのが現状です。
 利用者本位で公平性・中立性を確保するためにはサービス事業者からの独立が必要とも言われています。
 利用者のために、生活の質の向上のために、ケアマネジャーとしての本来の役割は何なのか。参加者の共感を呼んだ研修会となりました。