東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

医療廃棄物プロジェクト 中間処分場を見学

 医療機関から出される廃棄物は、多くの業者を介して処理されています。廃棄物処理法の改正で、排出事業者である医療機関は処分業者に適正に処分させ、その情報を把握するなどの義務が盛り込まれ、業者が不法投棄した場合には医療機関自身も責任が問われることになりました。
 このため各法人・院所での対応がきちんとできているか、現状をを把握し必要な提言を行なうことを目的に、東京民医連では、医療廃棄物問題プロジェクトを発足。
 7月24日には、廃棄物処理の実態を把握し、適正な処分委託に役立ててもらうため、感染性廃棄物の中間処分場の一つ、茨城県つくば市にある(株)日昇を見学しました。
 この施設は1日80トンの処理能力を持っています。収集した感染性廃棄物は、ダンボールやプラスチック製容器のまま8百度以上の温度で焼却し、燃え殻は水で急速に冷やして最終処分場に。排気はフィルターに消石灰・活性炭を吹き込んでダイオキシン類・塩化水素・硫黄酸化物を吸着除去、排水は場内で処理循環するため、外部への放流はしていないとのこと。
 感染性廃棄物のほかに、ほとんどの一般廃棄物・産業廃棄物を処理しており、リサイクルの原料化100%を目標にしていますが、今のところ達成できていないとのことでした。
 今後は産業廃棄物(非感染性・プラスチック類等)の処分場である東京都環境整備公社の破砕処理場、中央防波堤埋め立て処分場の見学を予定しています。