関東甲信越地協「2003年度入職医師オリエンテーション」が、河口湖にて開催。
　37人の新入医師を迎え、「同世代の交流と仲間づくりを行い、民医連の果たすべき役割の理解を深め、求められる医師像について考え合おう」というテーマで学習やディスカッションを行ないました。
　１日目はフォトジャーナリストの森住卓氏が「カメラを透してのイラク戦争」をテーマに、戦渦時と終結後の状況を多くの写真を示し、実際に見聞きした事柄を報告。その生々しさに平和と戦争について考えさせられ、医師として命の尊さを改めて感じ、なぜ綱領で民医連が戦争反対を掲げているのかについて考える機会となったようです。
　ナイトセッションでは「チーム医療」「臨床患者学入門」「幼児虐待」「病院の外にでよう」の４つのテーマに分散。先輩医師と車座で、民医連医療と民医連の目指す医師像にもふれながら討論しました。
　２日目は午前中が「患者把握とカルテの書き方」、午後はケアマネジャーと看護師の協力を得て「実際の事例に基づきケアプラン作成」。介護保険の学習とあわせ、患者さんの直面している問題点について、心理・社会的側面を含めて考えることを学び、全人的医療や地域医療について深める事ができました。