第3回「教育病棟・総合診療病棟運営交流会」開催報告
2014年12月13日〜14日にて、第3回「教育病棟・総合診療病棟運営交流会」を開催しました。
今回は初期臨床研修制度の改定、新専門医制度と医師養成をとりまく情勢が大きな変化を迎える中、あらためて初期・後期研修の意義と、私たちの掲げる「民医連らしい研修」について、実践例も交えながら学び交流しました。
1日目:WS(1) 「地域基盤型教育」を考える
福岡・千鳥橋病院の医局事務・松尾氏より「多職種参加型の地域研修」の取り組みについてご講演いただき、各々の教育現場の現状を共有しながら「患者・地域を通して社会をみる視点が多職種で共有されているか」「理念の伝え方や動機づけはどうか」「プログラムとして正しく位置づけられているか」等の問題意識を出しあいました。
さらに東京・立川相互病院の國本看護師からの指定報告「教育病棟で働くことはNsにとっても学びになっているか?」を受け、多職種が共に育ちあう大切さについても再確認することができました。
2日目:WS(2) 多職種で学ぶ、臨床倫理教育の効果的な取り組み方
前日に続く2つ目の指定報告として、千葉・船橋二和病院の宮原医師より、2014年4月より開始された「総合診療・教育病棟の取り組み」について紹介され、教育チーム立ち上げの経験やこれまでの成果・課題を共有していただきました。
報告を受けての全体討論はたいへん盛り上がり、研修医を受け入れる病棟・チームに必要なものは何か、様々な視点で意見を交流することが出来ました。
当日は医師・看護師・事務あわせて延べ42人にご参加いただき、互いの研修教育の場での経験や悩みも交流することができました。
講師および指定報告いただいた皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 |