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Big Event in TOKYO 2003 Spring!
辺見庸氏 特別講演
「9.11−アフガン−イラク−暴走する最強国アメリカ
−そして私たちは」
参加者の感想
私はメディウィングの辺見さんのお話を読んだのをきっかけに、イラク戦争について感心を持ちました。今回、直接に声を聞き、お話を聞けて、とても良い機会を与えられました。
今回強く感じたことは、私もこの社会の?常識?というものに埋め込まれている一人なのかもしれない・・・、ということです。私も無意識に全体に従う傾向があったり、現在の状況について”異常だ””おかしいのでは”と思うことが殆どありません。
現在というものは正常・異常の判断をする対象ではなく、現在として受け入れるものだ、というような感覚を持っているように思います。それはやはり、過去というものを知らず、現在と比較する対象がないという面もあると思います。
私はこの世には真の正しさなどないのかも知れない、という無力感に襲われたことがことがありました。でもだからといって、何が正しいのかを考えることをやめるのではなく、求め続けていかなければならないと感じました。皆が考えることをやめたなら、この世界はどうなってしまうのだろう・・・、と思いました。
(医学部3年)
面白かったが、へこまされる内容だった。
ここ最近は大学の生活にとらわれて、世の中のことに対して無関心になっていた。
辺見さんは日本のメディアではしっかりとした情報を得ることが出来ないと言っていた。確かに有事法制が衆議院を通過した時は「白装束」で騒いでいて、そんなの見なくていいやと思いTVをまったく見ていなかった。最近はイラクのことも全く気にしていなかった。それをしっかりと認識させられた。これからは色々なアンテナをはって情報を得ていこうと思った。
(医学部1年)
私が今回の講演で正直衝撃を受けたのは、医学部に受かってからのこの2ヶ月間、関心が全然ないわけではなかったにも関わらず、現在の情勢が(有事法制も含めて)ここまで危機的な状況にあるということを自分が認知していなかったことです。
医学部の忙しいカリキュラムのせいにしてしまうわけにはいきませんが、こういった問題にあまり関心がない多くの医学生たちは、ましてこの状況を知らないのではないかと思いました。
私は質問の時間で辺見氏が言われたとおり、メディアを見分ける力をつけ、想像力を働かせながら、この類稀なる危険な情勢を知り、まわりの人々にも警鐘を鳴らしていきたいと強く思いました。
発信することを怖がらす、発信をやめることこそ恐れて生きていきたいと思います。
医学生として、特にこうした生き方を選ぶべきだと感じました。
(医学部1年)
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