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「どんな医師になるのか そして何を学ぶのか」
〜ブラックジャックによろしく 監修者・長屋憲氏特別講演〜

4月26日(土)、東京大学駒場キャンパスの教室を会場に『ブラックジャックによろしく』監修・長屋憲氏を講師にお招きして、「どんな医師になるのか、そして何を学ぶのか」と題した新入生歓迎・講演企画が行なわれました。当日は、東京大学の学生のほかに一般の医療関係者の参加も含めて約50人が参加。会場は熱気に包まれました。

長屋氏からは『ブラックジャックによろしく』の漫画やドラマの場面にも触れながら、「医師になるには社会や政治など医学以外のあらゆることにも関心を持つべき。学生時代から常に問題意識を持つこと」が大切だと話がされました。参加した学生からは「日本の医療の状況がありのまま伝わってきました。漫画で受けた衝撃を生で感じられて良かったです」「話題性が抜群でとても楽しめました。日本の医療体制の問題点をより深く知ることができました。医療以外の知識も医者には必要であることを改めて感じました」という感想が出されました。

またこの企画では、東大OBで現在は東葛病院で内科医をしている3年目の土谷良樹Drも講演。実際の研修の様子や患者さんの事例なども紹介しながら、「人との出会い・関わりが大事。人の人生に関われることが医師としての“やりがい”」と話がされました。

主催
民医連医療を研究する会
日時
東京民医連
会場
2003年4月26日14時〜
参加費
東大駒場キャンパス内)

長屋憲(ながやけん)氏プロフィール
昭和57年3月、東京大学医学部医学科卒業後東京大学産科婦人科学教室へ入局。東大病院研修医、愛育病院、茨城県立中央病院医員、東大病院助手、国立病院医療センター、旭中央病院主任医員、武蔵野赤十字病院副部長、関東逓信病院、日立総合病院医長、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部主任研究官、狭山保健所長、朝霞保健所長を経て、平成14年5月より吉祥寺南町診療所長、医学博士、日本健康科学学会常任理事、日本産科婦人科学会認定医、母体保護法指定医。

土谷良樹(つちやよしき)氏プロフィール
93年 東京大学理科III類 入学
95年 阪神・淡路大震災ボランティアに参加
96年 東京「医ゼミ」準備委員会結成に参加
01年 東葛病院にて医師研修開始(331床、厚労省臨床研修指定、東京民医連加盟)
02年 IPPMW(核戦争防止国際医師の会)国際会議/ワシントンDCに出席


   


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