私的「笑って死ねる病院」個人として尊重される医療をめざしてを開催


 

東京民医連では、石川民医連の中内義幸医師を講師に

テーマは、「私的『笑って死ねる病院』個人として尊重される医療をめざして」新入生歓迎企画を全体28名の参加で行いました。

 

講演の中で、中内先生自身が医学生時代に考えた「医療はきれいごとばかりではないのでは」という葛藤や5年生の時に実習を行った小豆沢病院で「本当に患者さんの立場にたった医療を実践している」というしり、自分の良心に素直に行動できる医療を行いたいと医師としての道を歩んだことなどをお話されました。

阪神淡路大震災の際に自身も医療支援に入り、即席のチームであっても「目の前の患者さんを中心に何が出来るのか」ということを考えられる医師や多職種集団との信頼関係の大切さと民医連という組織の暖かさと力強さを実感した経験を話されました。同時に、現場だけではなく医療者が行政などに訴えかける重要性なども話されました。

 

医療現場で、患者さんの「その人らしさ」を求める難しさ、患者さんや家族の思いと医療従事者としての常識とのせめぎ合いなどの葛藤、そんな中でも患者さんや家族と信頼関係を築いていく大切さ、看護師や多職種との信頼関係に支えらて個人として尊重される医療目指している経験を話してくださいました。

 

 

 

参加された学生などからの感想などを一部紹介

  • 先生が様々な病院をみたうえで民医連は自分の良心に素直に行動できるところだとおっしゃっていたのを聞き、改めて民医連に進んだのは間違いではなかったなと思いました。
  • 医学の勉強だけでなく患者さんと実際に接する機会を積極的に作ろうと思った。
  • お話を聞いて印象に残ったことは、「信頼関係」という言葉でした。患者さんはもちろん看護師さんとの信頼関係があったから患者さんの意向を組み取ることが出来たんだと思いました。
  • 医師の行政への干渉については大学で習うことのできないもののひとつであるので、如何に中内先生が行政に関わったかという具体的な事例を知ることが出来て貴重な経験となった。

 

   終了後に簡単な懇親会を開催しました。

 

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