東京民医連では将来東京民医連で働く意志のある学生を対象に奨学金制度を設けています。
私たちの医療現場を見てもらったり、医療
や社会のことを学生同士で体験し学習するなどの経験をしてもらいたいと思っています。
医学部での生活は思っている以上に狭い世界で、実際の患者さんや医療を取り巻く状況に疎くなりがちです。私自身も学生時代に民医連の奨学金を受け、いろいろな学習ができたことで視野が広がり、また他大学・他学年の仲間ができたのはとても良い経験でした。
どんな医者になるかというのは、何科を選ぶか、どこの病院で働くかだけで決まるものではありません。奨学生になって、より良い医療について一緒に考えていきましょう。
東京民医連 理事 中島 拓也
外科医[2008年金沢大学卒]
民医連の理念と医療活動に共感し、実践する医師の養成、また、地域や患者さんを取り巻く状況をとらえ、患者さんの立場にたった医療を進める医師養成を目指しています。
申請から支給開始まで2~3ヶ月かかります。
東京民医連の病院にて実習
(入学前体験)
書類の提出
(必要な書類)を参照
東京民医連
理事会等にて承認
毎月末、
本人口座に振り込み
※1~4の書類については、東京民医連の病院にて実習した際に担当者よりお渡しします。
医学だけでなく医療を学ぼう!。
年3回、全国の医学生が集まって人権や平和、貧困について学習しています。
毎年3月には集大成として、医師・他職種・共同組織の方 も参加して400 人近くの参加者となります。
毎月奨学生ミーティングを開催しています。奨学生ミーティングは、大学の授業では習わない患者さんに寄り添った医療が学べます。将来どういう医師になりたいか、民医連の医療とはどのようなものか、いま日本ではどのようなことがおこっているのか、様々な興味、関心をもとにじっくり学習と議論をし、交流します。医学・医療の問題にとどまらず、幅広く社会について考えられる講演や地域に出るフィールドワークもおこなっています。奨学生が中心となり企画・運営しています。特に、医師によるケースカンファレンスが好評です。また、その時々の関心によってテーマを決め、学習し毎年春に合宿をおこなっています。
民医連では、全国の医学部がある大学近くに民医連の奨学生を中心に学生生活をサポートするサポートセンターを設置しています。東京民医連では、都内12 ヶ所に設置しています。ご飯を食べながら交流するランチミーティングや医師などゲストを招いてのナイトミーティング、フィールドワークなど多彩な活動をしています。また、奨学生は自習や休憩など自由に使用することができます。
ご不明点はお気軽にお問合せください
収入の審査はありますか?
特別な審査や書類の提出はありません。
ご両親の所得証明書なども必要ありません。
ご不安な点がある場合はご相談ください。
他の奨学金と併用できますか?
学生支援機構の奨学金との併用は可能です。その他の奨学金についてはお問い合せください。
東京以外の大学でも
利用できるの?
可能です。
全国の民医連に担当者がおり、サポートします。
医師・担当者との
定期的な面談とは何ですか?
本制度は奨学金をお渡しする事だけが目的ではありません。ぜひ奨学生活動や医療体験を通じて医師像を深めていただきたいと考えています。そのため、定期的に医師や担当者と面談をし、近況や企画に参加した感想など意見交換をします。また、病院や地域の様子・医療情勢などもお伝えし、医学生生活をサポートします。東京以外の大学でも、通っている大学近くに伺って面談する事も可能です。
奨学金の振込について
奨学金は毎月末に本人の口座に振り込まれます。Q4にありますように面談時に奨学金の入金を確認の上、領収書の記入をしていただきます。
先輩に聞くここが魅力!奨学金活動
伊丹 和喜 医師東葛病院 プレーベン医科大学出身[2017年卒]
伊藤 裕介 医師小豆沢病院 日本大学出身出身[2019年卒]
伊藤 可奈子 医師立川相互病院 東京医科大学出身[2017年卒]
栗原 惇 医師みさと健和病院 埼玉医科大学出身[2017年卒]