東京民医連では3月2日から3日にかけて東京都内にて奨学生合宿を全体44名の参加で開催しました。
今回は、「貧困」をテーマに3つのグループに分かれ学びを深めました。
①日本3大ドヤ街とも言われた、東京の山谷地域の現在の実態について、医療相談会や地域での医療の取り組みについて学び、簡易宿泊所や女性の支援施設の見学を行いました。
②北区の高齢化から起こる貧困問題について、実態を学ぶ中で地域の方から「高齢化で貧困になるわけではない。孤立するから貧困になる」というお話を聞きました。
③路上の視点から貧困問題を解決するという視点をもった「新宿ごはんプラス」のボランティアへ参加しました。
また、実際に自身が無料相談会や子ども食堂などを取り組む医師が貧困問題について講演を行いました。「世の中の矛盾に対して、声を上げ、行動できる人になってください」と参加した奨学生にメッセージを送りました。
参加した医学生からは以下のような感想が出されました。【一部抜粋】
- 医者としては人の健康のごく一部にしか貢献できないが、自分で積極的に様々なことに目を向けてフィールドを広げていくことで可能性はいくらでも広がると思うので医学の世界だけにとどまらず幅広く学んでいきたいです。
- 貧困の実態を知らない人はたくさんいると思う。そういう人たちに伝えていくだけでも何か変わる。次につながると思うしそこで声を上げるのが医療者に出来ることであると思う。
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