東京民医連では4月14日に御茶ノ水・ソラシティカンファレンスセンターにて川崎協同病院の和田浄史医師を講師に「医師の使命とは~100人目に向き合う~」が34名の参加で行われました。
和田先生自身が大学病院にて研修をはじめ、どのような医師を目指すのかという葛藤などが語られました。また、参加者には医師の使命とは何かをテーマに参加者に事例を通して問い続けていました。
講演の中で問われた質問
あなたは、100人の集団なら何人まで切り捨てられますか?「一部の犠牲」は仕方ない?
川崎市川崎区の100番目は、たとえばホームレス
日本の100番目は、たとえば8年間仮設住宅で暮らす被災者の人にと
たとえば日米地位協定と戦い続ける沖縄の人びと
世界の100番目は、たとえば戦火におびえ、爆死してゆく人びと
たとえば1歳にもなれずに餓死してゆく子供たち
彼らは医療の充実では救えない→なぜ?
民医連は「無差別・平等の医療と福祉の実現を目指す組織」、だからこそ「一部の犠牲」も許さず、もっとも困難な100番目の人に照準を合わせ、全ての人が等しく尊重される社会を目指していることを語られました。
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