1930年代、殆どの国民が高額な医療費を理由に医療が受けられない時代に、誰もが安心してかかれる診療所が全国各地に作られました。これらの医療機関が、1953年に結成したのが全日本民主医療機関連合会です。民医連は、ハンセン氏病、公害病、薬害、受療権などの社会問題にたいしても、行政の倫理や企業の利益に囚われず医療者の立場から支援と要求をおこなってきました。また、災害時には全国から民医連職員が駆け付け、医療支援などを行っています。
加盟している病院、診療所、薬局、介護関連施設・事業所等は全国で1750ヶ所以上(歯科は119ヶ所)にもなり、良い医療が安心して受けられるように、全国的なネットワークを作っています。
東京民医連は、340ヶ所の病院、診療所、薬局、介護関連施設・事業所等が加盟しており、6000名以上の職員が働いています。歯科の診療所は東京都に18施設、千葉県に3施設、埼玉県に1施設があります。ユニット数は180台、スタッフ総数は約250名です。
医療者として命と健康、人権を尊重する立場から「民医連網領」を定め、日常的な医療だけでなく社会的な運動にも取り組んでいます。
1.患者さんの為に親切で良い医療を行います。
2.患者さんと共同して健康を守る運動を進めます。
3.職員皆で話し合って職場の運営を進めます。
4.学問の自由を尊重し、新しい医学の成果に進んで取り組みます。
5.社会保障制度の確立と充実を求めて運動を進めます。
6.平和を守る運動を進めます。
私たちは地域に根ざした、患者さんの立場に立った歯科医療を実践しています。患者さんを中心に、医療スタッフが専門性を活かし協力しあうチームワーク医療、患者さんの仕事や家庭など様々な事情を考慮に入れた治療計画、保健予防活動から、治療・在宅医療まで一貫した医療内容など、伝えたい事はたくさんあります。昨年には、歯科の立場から「口から見える格差と貧困問題」として、口腔内が崩壊している症例を「歯科酷書」として発表し、マスコミにも取り上げられました。私たちと一緒に、地域での歯科医療の喜びや楽しさを体験し、よりよい歯科の未来を考えてみませんか?職員一同、お待ちしています。
随時、お問い合わせ・資料請求などを受け付けております。ご質問、お悩み、ご相談などがありましたら、フォームよりご連絡ください。