東京民医連

ニュース

みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

共同組織活動交流集会開く
今田隆一先生が記念講演 40法人から320人が参加

 8月19日、明治大学中野キャンパスで共同組織活動交流集会が「憲法破壊を許さず、健康で誰もが安心して住み続けられるまちづくりをすすめるために共同組織の飛躍をつくろう!」をメインテーマに執り行われました。40法人から320人の参加がありました。
 午前中の記念講演には坂総合クリニック宮城県認知症疾患医療センター長の今田隆一(こんだりゅういち)先生をお招きして、『東日本大震災の経験と認知症の診療現場から“つながり”を考える』と題してお話いただきました。震災後の宮城県を含む東北での医療機関の様子や、認知症と死亡率について、また震災に起因した症状の悪化や発症などが語られました。その中で、地域や個々の力の結集、「気づく・つなぐ・ささえる・共に生きる」ための共同組織の役割について説明がされました。
 午後からは7つの分科会で交流会しました。今回は演題数をしぼって、参加者が十分に交流できる時間がとられました。また、前回の要望から「楽しい共同組織活動」(入門編)が新たに設けられました。参加者の感想では、「歴史が学べてよかった」「活動を知れた」など、好評でした。
 まとめの全体会では、冒頭西東京生協歯科の関口美栄歯科衛生士と組合員さんのレクチャーで「あいうべ体操」を実践。会場全体できらきら星の替え歌大合唱が響き渡りました。
 最後に、共同組織まちづくり畑中久明委員長から、「何としても安倍の改憲を止めさせよう。共同組織の社会参加が健康寿命を延ばしている。格差拡大を食い止めるためにも、今こそ共同組織の出番です」と話され、集会は盛況のうちに終了しました。