東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

視角

 10月は別名、神無月(かんなづき、かみなしづき)ともいわれている。多くいわれる一般的な語源は、「出雲の出雲大社に全国の神様が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神様が居なくなる月」の意味と言われており、逆に出雲では「神在月」というそうだ▼目をひいたのは、醸成月(かみなんづき)といって「新穀で新酒を醸す月」を表す語源もあるそうだ。ちなみに日本酒は、きれいな空気と澄んで美味しい水や汚染されていない米でこそ一級品といわれる。そして、平和であってこそ嗜める。蛇足ながら日本酒だけでなく焼酎・泡盛すべてにあてはまるが▼いま、原発事故で汚された水・空気・米。アメリカから押し付けられてようとしているTPP(環太平洋連携協定)で、遺伝子組み換えがやられるかもしれない米。また、酒税に重ねられた消費税の増税。そして、平和を脅かすオスプレイの配備▼ある夜、一献傾けながら考えた。「日本(民)酒党」は立ち上がらなければならない。しかし、酒(日本酒)と縁のない人たち(嗜まない人や嫌いな人)もいる。そのような人たちとも手を結ばなければならない▼誰でもがお世話になっている調味料も酒の仲間。一致点で共同し「共通の敵」を倒さなければならない。こぶしをふりあげず、酒乱に気をつけながら。(ま)