東京民医連

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みんいれんTOKYO(機関紙)1面の記事の抜粋です

被災地の同期に心を寄せて 元気に研修

健生会 34人の新入看護師 チームワークよく 日々、結びつき強め

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 2011年度、健生会には34人の看護職員が入職しました。
 入職前の3月に東日本大震災があり、東北の看護学校、看護大学で学んでいた方も多く、全員と連絡がとれるまで本当に心配しましたが、無事34人の看護職員が、入職し元気に研修を行っています。
 研修は、4月1日に、入社式後、交流からはじまりました。5日、6日は合同合宿、7日、8日は医師と合同の看護技術研修と日々同期同士の交流を深め、結びつきを強めました。緊張した中にも元気あふれる34人で、研修会での反応の良さ、チームワークの良さは驚くほどです。

募金活動も

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 5日、6日の合宿の中では医師を中心に震災への募金を集めました。食事中も、出された紙パックのお絞りを見て、この「お絞り」をまとめて送れないかなどの声がでるような研修でした。グループワークの発表も、まとめの用紙を立体的に使ったり、2枚重ねて長くしたり、個性あふれるものでした。

坂総合病院へ激励エール

 そんな中で、大震災にあった坂総合病院でも、今年入職した仲間(同じくらいの人数の同期)が、頑張っていることを知り、何か今できることはないかと考えて研修日の最後に、「お互いに頑張りましょう」「心から応援しています」とそれぞれの思いを込めて模造紙に一人一人のメッセージを貼り付けました。集合写真も撮ろうとの提案もあり、「頑張れ」のエールをこめて集合写真も貼りました。
 この大震災の年に入職した看護職員34人。この元気とチームワークで他の職種を引っ張り、職場を引っ張り、そして病院を引っ張っていってくれる力になるような研修を引き続きつづけていきたいと期待を込めて、研修担当者たちも気を引き締めています。(立川相互病院・佐藤浩子)